JUNKO EMOTO

できごと

HISTORY

二月のできごと

2016年2月24日(水)〜29日(月) 
104Rmond(アーモンド)

東京都目黒区にとてもかっこいい倉庫のようなガレージような、とにかくタダモノではない場所を見つけました。そこは、あるセットデザイナーさんが作業場として使用している場所。上演場所としてだけではなく、創作場所としても使用させてもらい、三週間で二作品制作しました。
ひとつは『黒い三人のこども』というこの場所に合わせて作った新作。江本はこの作品を、俳優に対し再現性を全く重視せず、セリフもほぼない、ただ見世物的な動物らしい姿に面白さを見出す生態劇として作りました。もう一作は『からす食堂』。江本が10年前に作った会話劇です。劇の登場人物たちはもちろん観客の見世物にはなりますが、その動きやセリフのひとつひとつは決められたものです。会話劇というスタイルにこだわった娯楽作と一切のスタイルを放棄した野生作。以上、作風のまるで違う2作品の上演により、演劇によって生まれる奇妙な時間の多様性を感じることができる楽しさも生まれたのではないかと思います。
上演するふたつの劇にとって最適な視点を検証し、50席の設置を作品ごとに設計し、作品ごとに客席を移動するという、手作りの臨時劇場空間ならではの観劇方式も行いました。

二月のできごと
上演作品
『からす食堂』
 こだわりぬいた家具や食器に囲まれた「美しいはずの」食堂で、店主は客が訪れるのを待っている。
作・演出:江本純子
出演:江本純子 富岡晃一郎 梨木智香

『黒い三人のこども』
 男、女、女の黒い三人のこども。彼らが過ごしている、葬式でのこと。
作・演出:江本純子
出演:島田桃依 佐久間麻由 岩瀬亮 / 富岡晃一郎 梨木智香 江本純子
http://2gatsunodekigoto.wixsite.com/2016

からす食堂


黒い三人のこども

撮影:神谷渚