財団、江本純子
HISTORY
vol.4
奇形鍋
- 作・演出
- 江本純子
- 出演
- 上田しのぶ 梅津良子 大橋明代 川面千晶 倉園眞記 手島曜
中西武教 ヒガシユキコ ぽち 水本樹人 / 金子清文 羽鳥名美子
江本純子が福岡に2週週間滞在し、現地の迷える演劇人を始め、関東から原発避難中の妊婦、関西からネットカフェ難民等、様々な人々とワークショップでの交流を経て制作した演劇です。
検品工場での9時間の労働中に3回に分けて与えられる計1時間30分の規則的な休憩時間のこと、就業前の歪な緊張時間のこと。リアルとファンタジーを交えて描いた現代〈工場〉演劇。なぜ働くのか、なぜここにいるのか、人間の根源的命題をすっかり忘れ去ってぼんやりと取り留めなく生きる人々。何も起こらない。何かが起こっても何も変わらない。これが現実で、とことん不条理。どうなったってどうしもしない、どうすることもできない、そんな彼らの目には見えない精神の奇形化を、とことん笑いましょう。
[ 2011年5月28日~29日 (福岡)西鉄ホール ]
第5回福岡演劇フェスティバル参加作品
主催:財団、江本純子 / Love FM
提携:西鉄ホール
制作協力:アートマネージメントセンター福岡(AMCF) /(株)Little giants