毛皮族

STAGE

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プロジェクションライブパフォーミングアー・・
いや、シ・・ネマかな?

深夜の湾岸埠頭にて。
タクシーに携帯電話を忘れた女。
携帯電話を届けに現れたタクシードライバー。
二人の寂しさの放出、止まらない・・・

セクシードライバー

公演日程
2022年11月30日(水)~12月4日(日)
上演場所
北千住BUoY
作・演出・
映像
江本純子
出演
遠藤留奈 鈴木将一朗 江本純子

テクニカルディレクター:糸山義則
アシスタントディレクター:糸山和則
衣装:山下和美
照明協力:伊藤孝
音楽製作:トミシロ
演出協力:森田結以子
制作協力:木下京子

票券:鈴木ちなを
デザイン:twominutewarning
WEB:rhythmicsequences
協力:糸山裕子(AMCF)、菅原雪、SCN、ART CORE、MASH

企画・製作・主催:毛皮族

TIMETABLE

11 30
WED
12 1
THU
2
FRI
3
SAT
4
SUN
14:00      
19:00  

※受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前
※○は託児サービス対象回です。詳細はカンフェティ無料託児サービスをご確認ください。

TICKETS

料金
前売 3500円 当日 3800円(全席自由・整理番号付)
取扱い
Confetti(カンフェティ)にて11月13日(日)10:00発売開始
http://confetti-web.com/zoku2022
ご留意
見え方の異なるお席を複数ご用意しています。
お早めのご予約とご来場をお勧めいたします。
どちらのお席からでもお楽しみいただけますが、お席が埋まってきますとお選びいただけませんので、ご了承ください。
(開場時間に整理番号順のご入場となります。)

INFORMATION

場所
北千住BUoY
〒120-0036 東京都足立区千住仲町49-11
https://buoy.or.jp/about/#access
公演に関するお問い合わせ
毛皮族 kegawazoku.toi@gmail.com

CAUTION

・未就学児のご入場はご遠慮ください。

<ご来場のお客様へのお願い>
・ご来場時の不織布マスクの着用、検温、手指消毒にご協力ください。(不織布以外のマスクではご入場できません)
・体調不良の方、37.5℃以上の発熱のある方は、ご来場をお控えください。
・蓋が完全に閉まるもの以外の飲み物のお持ち込みはご遠慮ください。

MESSAGE

“観客ひとり”がRECした「セクシードライバー」をシアターにてプロジェクション&プレイします。

2009年に初演し第54回岸田國士戯曲賞最終候補作にもなったわたしの戯曲「セクシードライバー」を2021年コロナ禍の初春、無観客公演ならぬ”観客ひとり”公演と名付けて野外上演用に作り直したことが始まりです。

野外演劇「セクシードライバー」は深夜3時開演、ひと気のない埠頭で行われました。
観客はわたし、作り主もわたし。
上演当日は空が深くとてもきれいな夜でした。湾岸ネオンのキラキラ。
ここはかつて巨大ディスコがあってさ・・そんなバブル廃墟なムードに胸をときめかせていたら始まりました。
女と男、登場人物は二人だけの、ちょっと過剰な会話劇です。”寂しさ”や”不安”のやり場のない人たちの話。
観客はわたし”ひとり”、この「目」に収めようとREC・・・気がつけば80分。長回し!てた。
腕はもげかけてましたが、夜明けの空の美しさに、ぶっ飛びました(腕が、ではなく痛みが)。
わたしにとっては奇跡の一夜のような感動も一緒にとじこめた、全編100分のシネマが仕上がりました。

さて、このとっておきの天然野外劇シネマをフツーに上映するんじゃもったいない、とあれこれ考えて行き着いたのが、今回の”上演”スタイルです。
で、演劇なの?映画なの?と思われるかもですが、演劇でもあり映画でもある
・・・いや演劇かな、とわたしは答えかけていつも立ち止まるのです。
それは演劇でも映画でもどっちでもよく、”シアター”で行われることだとわたしは考えています。

シネマに冷凍保存中の、あの天然演劇時間を、シアターにて他の観客のみなさんと一緒に楽しめますようにハイスペック電子レンジの気持ちで、いま、みんなで仕込んでます!(&盛り付けはエンターテイメントにて)

作/演出/映像 “観客ひとり”こと江本純子

FEEDBACK

*「セクシードライバー」(試演会@森下スタジオ)を体験したお客様の声より

前代未聞の「映画=演劇」

「とんでもなく面白かった。近年の江本純子作品はどれもこれも実験性とエンタメ性が超高いところで止揚しているが、これまた前代未聞の試みだった」「岡田利規の「映像演劇」に対して、江本純子は「演劇映像」、いや「演劇映像演劇」をやった」(佐々木敦さん)

「音だけ飛び出てるというはじめての知覚体験」(香山リカさん)

「ビー・ガンのロングデイズジャーニーよりある意味凄いかも」(毛利貴子さん)

「海外でアウトドアシネマ(=Darwinにあるデッキチェアシネマ)を見たときの感覚を思い出した」(加賀野井智香さん)

「変態寄りに極振りしたピンターの『ヴィクトリア駅』みたい」 (關 智子さん)

「今、このコロナ禍の2022年には、ここに描かれたこの空疎な生の一瞬はかけがえないものに見える」(桜井圭介さん)

「ちょう面白かった&ちょう楽しかった」(ハカセヒトシさん)

*第54回岸田國士戯曲賞選評 (2010年)より

「舞台中央では、工事現場のクレーンが音もなくゆっくり回転している。二人の会話はその奥、舞台の端っこで交わされるべきであり、このクレーンこそが二人の存在に意味を与える。問題はこのクレーンを見てるか見てないか。」(岩松了氏)

PROFILE

  • 遠藤留奈

    遠藤留奈

    05年ポツドール『愛の渦』で初舞台(三浦大輔 作/第50回岸田國士戯曲賞)。11年赤堀雅秋演出THE SHAMPOO HATの劇団員となる。16年映画『貞子vs伽椰子』伽椰子役。18年より江本純子作品に全出演。23年映画『愛の茶番』(江本純子監督)主演。

  • 鈴木将一朗

    鈴木将一朗

    東京乾電池、遊園地再生事業団への参加を経て、12年『前向き!タイモン』主演((矢内原美邦 作/第56回岸田國士戯曲賞受賞) 。アニメ映画『音楽』では主人公・研二のロトスコープアクターを務める。19年『タキシード』より江本純子作品に参加。23年ほろびて新作公演出演予定。