毛皮族

STAGE

写真 kamikura yoshiko モデル みかんと族仲間
  • © kamikura yoshiko

わたしたちはアンガージュマンする

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毛皮族として、最後に活動したのは6年前です。
この6年、毛皮族から離れて、ややオーガニックな演劇活動を行なっていました。小豆島での天然野外演劇、財団江本純子での無添加演劇、たまに”旅”、そして近頃は「観客」と「作り手」の境界なき構造のための”行動”など。その成果を集約させる頃合いを常に伺いながら。
2020年、コロナ禍突入。毛皮族はTokyoオリンピックの真裏で行う行動芸術を予定していました。わたくしごとのハッピーバースデイはどうでもいいと思いますが、2020年9月、毛皮族は創立20周年を迎えるのです。コロナ禍において、ますますどうでもいいです。
コロナ禍での創作・稽古・上演はとても困難です、この制限下では何もできない、何もしない方がいいという選択肢もあります。 しかしコロナも怖いが人間も怖い。人間はおもしろいはずなのに。何この分断、何このヒステリー。社会は大丈夫か?わたしは大丈夫か?といちいち立ち止まって考えます。いま起こりかけている状況と状態に、とことん対峙して、これからのゲージツを創始・・できるのかわからないけど、やってみます。
2020年9月、スズナリで、毛皮族2020Tokyoと題して「行動」を開始します。
コロナ禍での演劇行動自体が、社会に対しての命をかけた賭けであり、もはやアンガージュマンて感じなんですが。

2020年7月 江本純子
※アンガージュマンてかっこつけた横文字言葉ですけど、族にあってるかと、多用させていただきます

毛皮族、始動に際してのお知らせ

かつての毛皮族メンバーが集結するのかと期待される方もいるかもしれませんが、かつてのメンバーは、新しい毛皮族では集結しません。
かつての毛皮族は2014年1月の時点で、解散、、というか離散しました。
はっきりとみなさまにお伝えすることなく、時が経ってしまい、申し訳ないです。
新しい毛皮族は特定の人によるグループ・劇団ではなく、
誰もが関われる場として考えています。場っていうか、族。
観客の皆さんにとっても、誰にとっても公平に開かれている。そんなコレクティブ。っていうか族。
つまり、いつだって「族仲間、募集中」なわけです。
毛皮族として、改めて社会に介入していきます。どうぞよろしくお願いします。

2020年7月7日 江本純子

毛皮族2020Tokyo

あのコのDANCE

行動日程
2020年9月2日(水)~7日(月)
場所
ザ・スズナリ
族仲間
高山のえみ
遠藤留奈
間瀬奈都美
石井エリカ
松之木天辺
小林麻子
金子清文
小早川俊輔(遠隔出演)
小川紘司
吉村元希
川上ルイベ
美館智範
金子実怜奈
森下紀彦
秋成絵美
加藤ちか
伊藤 孝
相本美樹
加藤 温
遠藤瑶子
高木阿友子
鈴木ちなを
柿木初美
花澤理恵
樋口一
平野由紀
千木良悠子(遠隔応援)
笹野鈴々音(遠隔応援)
光瀬指絵(遠隔応援)
羽鳥名美子(遠隔応援)
twominutewarning
rhythmicsequences
神藏美子
木下京子
江本純子

※演出とコロナ禍での都合上、「劇場」には登場しない遠隔での族仲間がいます。

ディレクターズカットチケット

INTRODUCTION

「貴族」にジェントリフィケーションされちゃった現代の”劇場”を、勝手に占拠してしまった「民」たち。彼らは劇場を「民トリフィケーション」する。

とことん「個」の状態から生まれる時間には、ゲージツになりえるものが潜んでいると見込んでいます。それらが集合したら、このオカしな(もはや異常な?)社会に対峙できるようなエネルギーだって生まれると踏んでいるんです。

「個」=民。民から生まれる民間芸術、略して民芸。
ゲージツは芸術とはちょっと違って。誰もが持っている創意から発展した、誰もが触れやすいもので、それは、ちょっとクソなやつ、かもしれません。

「あのコのDANCE」は、社会から隠されている、とある「民」たちの暮らしを綴りながら、最高クソな「個」たちが集う、無理ない「公共」世界を描いていきます。そのコミュニティは社会から”隠されて”います。つまり普段はアンダーグラウンドです。
現代のアンダーグラウンドからの発信を描くのに、コロナ禍が起こる前に考えたのは「明日生きていけないかもしれない」ような貧困者や「小さき者たち」の世界でした。今でも、「小さき者たち」たちは放っておかれたまま、コロナ禍が起こり、社会全体が「明日生きていけない」かもしれない不安に駆られています。もうみんな奈落の下で生きている?

演劇はいつもそうですけど、この状況下ではますます、生きるために必要な何か、を常に考えていきたいです、この作品で。
そして、芸術と劇場が、いつ、誰にとっても公平に存在しますように。
どんな理由でも、誰が訪れてもいいように、と劇世界では物語っていきます。
分断なく、命を救う場所としての「劇場」であることを願って・・ (江本純子)



【あらすじ】
今生きている世の中がどんなにクソであろうとも”おふざけ”ることで生きている「民」たち。
彼らは、劇場を占拠して、「貴族」な観客たちを誘います。
貴族たちがジェントリフィケーションしたくなるような(端的に言えば盗みたくなるような)、
“おふざ芸”というばかげた”ゲージツ”を生み出そうと、もがいています。
「民」にとって”おふざけ”ることは社会へのささやかな叫び。
その姿、この”民芸”、「貴族」は高みの見物をし続けるか?介入するか?
民と貴族による”おふざ芸”を交えた対話@コロナ禍中の劇場、その叫びは”ゲージツ”となるのか??
そして「民」は”ゲージツ”を、劇場を超えて、街へ世界へ届けることを試みています。

「民」と「貴族」という構造で、この世のあらゆる分断問題を問います。
「配信」と「劇場」の境界地点も巻き込んで、現実の時間と共に揺れ動く行動演劇。

TIMETABLE

9 2
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6
SUN
7
MON
15:00        
16:00          
20:00  
上演時間
約90分
受付・入場開始
整理番号 1~10番/開演の45分前~35分前
整理番号 11~20番/開演の35分前~25分前
整理番号 21~30番/開演の25分前~15分前
整理番号 31~40番/開演の15分前~5分前
※指定の時間前にはロビーへお入り頂けませんので、ご了承くださいませ。

TICKETS

「あのコのDANCE」ディレクターズカット、10/24配信開始!!

ディレクターズカットは 9/7 15時の回をベースにしています。5台のカメラ+αで捉えていたそれぞれの時間を、江本純子が完全編集しました。
この作品はライブ配信時に、劇場から生まれる”生映画”と名付けていました。
もはや、演劇なのか映画なのかどっちでもない新境地の映像作品を、お楽しみください。


配信期間
Streaming+(イープラス)10月24日(土) 10:00~10月30日(金)23:59
Confetti Streaming Theater 10月31日(土)10:00~11月7日(土)9:59
料金
・ディレクターズカットチケット 2500円
発売期間
Streaming+(イープラス):10月24日(土)10:00〜10月30日(金)22:00
Confetti Streaming Theater:10月28日(水)10:00~11月7日(土)7:00※

※セブンイレブン決済時の支払締切は11月7日(土)8:00まで

・ベストアーカイブチケット 3000円 (終了)

・劇場チケット 4000円 (終了)

・生配信チケット 2500円 (終了)
 配信は上演時刻に沿って毎日行います。
 生配信チケットにアーカイブ視聴はございません。
取扱い
・ディレクターズカットチケット
 ☆イープラス ※取り扱い、終了しました。
 ☆カンフェティ【Confetti Streaming Theater】毛皮族2020Tokyo「あのコのDANCE」~11月7日(土)7:00まで発売
・ベストアーカイブチケット、劇場チケット、生配信チケットは取り扱いを終了しました
劇場チケット、ご購入前にご確認をお願いいたします
・受付、ご入場時の混雑緩和のため、整理番号により、ご来場時間を指定させていただきます。指定時間以外でも受付は可能ですが、極力ご協力をお願い致します。
・全ステージ、配信公演撮影のため映像カメラが入ります。お客様のお姿が配信映像に映し出される可能性がございますことをご了承ください。

INFORMATION

場所
ザ・スズナリ
〒155-0031 東京都世田谷区北沢1丁目45-15
http://r.goope.jp/the-suzunari/free/access
公演に関するお問い合わせ
族2020tokyo運営部 zoku2020tokyo@gmail.com

COUNTERMEASURES FOR CORONAVIRUS

<お客様へ>

毛皮族2020 Tokyoでは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、下記のような取り組みを行って参ります。
皆様に安心してご来場いただくために、ご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

劇場ガイドラインに基づき、以下の感染対策を講じています
・各所に消毒液を配置し、洗面所には薬用石鹸を配置。
・客席、ロビー、お手洗いなど、お客様がお手を触れる箇所は毎日、除菌用アルコール等により消毒を実施。
・会場スタッフはマスクを着用。
・座席数を減らし、余裕をもった座席配置を設定。
・場内換気のため、開場~終演後まで場内の扉はすべて開放。
・テラス席のお客様には、フェイスシールドをご用意しております。
ご来場されるお客様へのお願い
・劇場に設置されている消毒液で手指と靴裏の消毒をしていただくと共に、検温を実施致します。(37.5°C以上の方はご入館出来ません)
・基礎疾患をお持ちの方、妊娠中、未就学児童をお連れの方は関係機関の情報を参考に、慎重なご判断をお願いいたします。
・劇場内では常時マスクの着用をお願いいたします。
・劇場内での会話は可能な限りお控えください。
・感染症対策のため、当日、お席にてお名前とご連絡先をご記入いただきます。お席にお名前とご連絡先を記入していただく用紙をご用意しておりますので、お帰りの際に受付へご提出ください。万が一、当公演にて新型コロナウイルスの感染が確認されましたら、保健所等の公的機関に提供する場合がございます。この個人情報は、公演終了後1ヶ月保管し、その後適切な手段で廃棄いたします。
・出演者、関係スタッフへのご面会はお断り致します。
・生花、食べ物、生もの、お手紙などのプレゼントはお断りしております。
・クロークはございません。
・劇場周辺での楽屋入り待ち、及び出待ち行為は一切禁止とさせていただいております。
・こまめな水分補給をおすすめします。ペットボトルなど蓋付きで密閉された物でしたら、場内でもお飲み頂けます。
下記の事項があてはまるお客様には、入館をご遠慮いただいております
・発熱(37.5°C以上)に加えて風邪、味覚、嗅覚障害の症状等、体調がすぐれないお客様
※37.0°C~37.4°Cのお客様は、ご体調を確認させて頂いた上で、ご入場をお断りさせていただく場合がございますので、ご留意ください。
・マスクをご着用していないお客様
・新型コロナウイルス感染症陽性とされた方との濃厚接触があるお客様
・感染拡大している地域や国への渡航歴が14日以内にあるお客様

今後の状況によりましては、変更や公演中止の可能性もございます。
最新情報は毛皮族公式WEBより随時お知らせいたします。
新型コロナウイルス感染症等により、公演中止となった場合のチケット払い戻しにつきましては、その際にまた改めてお知らせさせていただきます。

新型コロナウイルス感染症予防及び拡散防止と皆さまの安全なご観劇のため、ご理解ご協力をお願い申し上げます。

SUPPORTERS

助成
公益財団法人セゾン文化財団、芸術文化振興基金、舞台芸術を未来へ繋ぐ基金
コロナ対策監修
医療者から助言をいただきながらコロナ対策を行っています。