愛の茶番 It Must Be Love

G 映倫 どなたでもご覧になれます

2024年12月7日(土)より渋谷ユーロスペースほか順次公開!!

歴史は、痴話ゲンカの集積である

第二回江本純子監督作品

出演:遠藤留奈 冨手麻妙 菅原雪 岩瀬亮 吉川純広 藤田晃輔 美館智範 江本純子 加治屋彰人 丙次(田中祐希改め) 斎藤千晃 近藤茶 / 金子清文

撮影・照明・録音・美術・出演  渇望者 音楽  タカハシヒョウリ

クリエーション統括:加治屋彰人   整音・スタジオ技術:シネマサウンドワークス 英語字幕:Annie Iwasaki 英語字幕制作:株式会社アウラ 企画協力:金吉唯彦 アソシエイトプロデューサー:木下京子 協賛:野口満之 KAZUMO シナリオ・監督・編集・製作:江本純子 配給:“渇望” 宣伝:contrail ©“渇望”2024

2024年/日本/モノクロ・一部カラー/英語字幕付/5.1ch/DCP/120分

TRAILER

正統派の教義に毒された現代人の脳ミソを揺さぶるラブ・サーカス!

スクリーンの中で右往左往する
人間が渇望するものを、
アナタは見届けますか、見限りますか?
ただ、笑いますか。

INTRODUCTION

新世紀でもこの有り様

有史以来、ひとは不条理な恋愛感情を「愛」で結ぼうとし、必ずと言ってよいほど分断を起こします。分断のない関係になりたいのに、どうしてもうまくいかないのです。八方塞がりの中で生き続けるしかない私たち。それでも、「愛」を求める私たち。映画『愛の茶番』は、ある姉妹の確執を中心に、登場人物たちの数年に渡る恋愛関係の顛末と、どうしようもなく切実で滑稽な時間のパリンプセストが、 あなたの記憶と感情をえぐりにいきます!

映画的とは何か?演劇的とは何か?異能・江本純子が仕掛ける劇場長編映画第2弾!
創造という”愛”にとり憑かれた“渇望者”たち。この格闘を“感じて”ほしい。

監督は、劇団「毛皮族」などの演劇活動が熱烈な支持を得て、前作『過激派オペラ』で映画監督デビューをした江本純子。音楽・挿入歌プロデュースはタカハシヒョウリ、劇伴はおおくぼけいによる即興的なピアノプレイが物語を推進する。出演は、江本作品を支えてきた遠藤留奈、岩瀬亮、冨手麻妙、菅原雪、金子清文らの俳優をはじめとして、この企画に参加し、その場に居合わせた「観客」全てである。

ENDORSEMENT

麿 赤兒(大駱駝艦主宰・舞踏家・俳優)

「超!!」ヌーベルバーグだ!

愛の迷宮に誘われて彷徨うちに、いつの間にか人類の築いた虚構の楼閣がガラガラと崩れてい様を幻視させるその術。
江本監督のただならぬ才能と冒険の勇気に敬意を表する。

本谷有希子(作家・劇作家)

昔からこんな剥き出しな人いないと思ってたけど、江本純子の無謀さとひたむきさが全シーンから駄々漏れていた。この茶番が映画史に残る世界の住人に、私はなりたい。

STORY

ワタシの荒ぶる魂と
身体はいつだって、
何モノにも組み敷かれない

ルミ(遠藤留奈)とアキ(冨手麻妙)は、波長の合わない姉妹だった。キヨヒコ(金子清文)と結婚したルミは、かつての恋人・リョウスケ(岩瀬亮)を忘れられないでいる。いっぽうアキは、地下系シンガーソングライターとして活動していたが、マネージャーのドンコ(江本純子)と活動方針をめぐってしばしば対立していた。また同じように全力で「愛」に迷子でいる人々、リエ(菅原雪)、スミオ(吉川純広)、K(藤田晃輔)、トモタロウ(美館智範)らが、さらに複雑に、ルミとアキの生活に交錯していくのだった――

CREATORS OF LOVE

江本純子 ドンコ
シナリオ・監督・編集・製作/出演
江本純子(えもと・じゅんこ)
千葉県出身。00年、劇団「毛皮族」を旗揚げ、08年~13年、19年〜21年の計9年間、セゾン文化財団のフェローに選出。商業演劇、フランス公演、小豆島での野外演劇等、多くのサポーターからの協力を得ながら演劇作品を作り続けている。16年、半自伝的小説を原作に製作された『過激派オペラ』で映画監督デビュー。自主映画の製作に取り組み、完成・公開までおおよそ5年の月日を要した第二作目作品が『愛の茶番』である。
音楽
タカハシヒョウリ
人気ハンド「オワリカラ」のギター&ボーカル以外にも、楽曲提供や執筆活動も積極的に行う。劇伴音楽では、おおくぼけい(アーバンギャルド)による即興的なピアノプレイやクラシカルな作品をフィーチャー。今作では、クラッシックのような風格とジャズのような自由闊達な音楽で、時に煽情的に、時に優しく、混沌とした登場人物に寄り添ったり突き放したりしながら、物語の推進力を生みだしている。
撮影・録音・照明・美術・出演
渇望者
この映画は渇望者の愛でできている。

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