毛皮族

毛皮族

HISTORY

Le fric et les femmes

パリ公演
Le fric et les femmes

作・演出
江本純子
出演
江本純子 柿丸美智恵 羽鳥名美子 高野ゆらこ 延増静美 高田郁恵
金子清文 町田マリー

毛皮族、フランスへ。
初めての海外公演、軽演劇Z演目『女と報酬』を原案にパリ上演用に書き下ろし、仏題”Le fric et les femmes”として上演。

がれきの街にて。火事場泥棒のどチンピラ女と相棒のセクシー清掃婦ががれきを漁っていると、現れてしまう腹の大きなせっくす占い師、暴力団のように荒れた女・チャイナ下女、指鉄砲を暴発しまくるハイティーン娼婦、行方不明になった鬼畜的神父様を探し続ける小鳥を飛ばす女。刀を失った野武士風の侍は、彼女達の滑稽にして熾烈な争いに巻き込まれた挙げ句、宝を手にする。女達の前に時折現われる灰色の影・悪い男が執拗に追い続ける酒浸りの妊婦・どキチガイ女は大事なものを隠している。戦いの後に、片づいてしまった瓦礫の中から現れる、それぞれの女にとっての究極の報酬とは。

[ 2012年11月2日~3日 パリ日本文化会館 Maison de la culture du Japon à Paris ]

photo by Pierre Grosbois