毛皮族

毛皮族

HISTORY

脳みそぐちゃぐちゃ人間

毛皮族第14回公演
脳みそぐちゃぐちゃ人間

作・演出
江本純子
出演
江本純子 町田マリー 柿丸美智恵 和倉義樹 羽鳥名美子 高野ゆらこ
武田裕子 延増静美 平野由紀 高田郁恵 水町香菜恵 / 澤田育子
金子清文 横町慶子

4部構成の物語。
〈プロローグ〉エロ和尚とED和尚
歌舞伎演目の娘道成寺をマネて。隣寺のED和尚による不埒なセクハラが及ばぬよう一休達を守り続けてきたエロ和尚だったが。ある日、鐘の中から出て来たヘビ女に一目惚れしてしまい、狂い出す。エロ和尚がどうかしそうになるのを一休達は必死で止めにかかるも、あれよあれよとエロ和尚は鐘の中に吸い込まれていく・・吸い込まれると同時に鐘は宇宙船に変り、幕開き。
〈第一部〉脳なし人間アッコちゃん
知的障害を患うアッコちゃんが苛めっ子の同級生を刺して、少年院に入り、出所後に職を転々とした挙げ句、ディスコで出会った男と結婚、子供を産むが、愛情が制御できずにその子供を殺してしまう、と言う話。
〈第二部〉脳みそぐちゃぐちゃ人間
未来。恋の相対性理論なる論文を書いていたエモンシュタイン博士は恋煩いに陥り、憂さ晴らしに頭の中で奏でた恋の歌を次々と発表していく。博士が発明した音楽で巷のディスコは賑わい世界は平和。だが、自身の恋は成就せず。狂った博士は窓の外へと飛び降りて、宇宙の彼方にいるはずの想い人に会いに行く、と言う話。
〈エピローグ〉戦争
最前線から脱走してきた兵士達。ジャングルの中で出会った美女をナンパするが失敗、現れた死にかけの傷痍軍人と慰み合い、歌を歌う。家族を思い出し、家に帰ろうとしたその直後、地雷を踏んで兵士達は宇宙の塵となる。と言う幕切れ。

[ 2006年7月21日~30日 本多劇場 ]